Callbook Show Watch!!

JR8ABBのHam Blog

2021年11月

おおよそ40年以上前、アマチュア無線の免許を取る前からCQ誌・初ラ・ラ製などには南極は昭和基地8J1RLの魅力等書かれていました。いつかは8J1RLとQSOしたいと思う願望はあるのですが、何分しょぼい設備なのでよほどの事がないと難しいなあと思っていました。

再開局後はFT8も積極的に出られているようで8J1RLとのQSOもかなりハードルが下がってきたように思っていました。しかし当局はFT8はまだQSOした事がありません。

今年のは何回かCWで18MHz、14MHz、10MHzで出ている所を確認したのですが、信号が弱くなかなかつながりませんでした。とうとう8月22日7MHzCWでQSOしている所を発見し辛抱強くコールしてみました。1UP位で呼んだとおもいます。私のコールをピックアップしてくれた時も他の局がオンフレで呼び続けていたため100%自分のコールサインだったか自信がなかったのですが、599tuを送って交信終了です。紙カードは1年以上かかるような気がしていたのですが、本日 eQSL.cc をのぞいてみると、なんと8J1RLからeQSLが来てるではありませんか!!
アマチュア無線をやっていて長年の夢が一つかなった今日この頃でした。


8J1RL

北海道新聞の2021年11月29日(月) 朝刊に『「CQCQCQ」アマ無線新鮮! 札龍谷高生が開局 「アナログ感 つながり魅力」』という記事が掲載されていました。記事のように昔は私の通った中学校・高校にもクラブ局がありました。アナログレコードやカセットテープがみなおされているように、アマチュア無線にも若い人が興味をもってくれると嬉しいですね。

20211129 北海道新聞無線

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/616612?rct=n_topic

7MHzのコンディションも冬型になり国内も時間帯によってはあまりつながらなくなってきました。その上毎日毎日某国からのレーダー波のような妨害電波が酷いですね。昨年に比べるとめっきりQSO数が減っています。

おもに599BK方式でQSO数も増やしてきましたが、相手によってはQHTや名前、WX・外気温にRIGなどの紹介になったりします。いわえるラバースタンプQSOですが、そうなるとパニックになります。
CQ誌2021年12月号のCW記事でSAORIさんが書いている事が本当に心に刺さります。

帰宅後のコンディションもいまいちなので暫く受信トレーニングに徹してみようかな!cw

以前、郵便局にIRC(国際返信切手券)を買いに行ったお話を書かせて頂きました。
http://showwatch.blog.jp/archives/20169007.html
窓口の方々が「I.R.C」を知らず、奥の方からベテランの局員さんが出てきて「昔はIRCと言いましたが、今はUPUって言うんです」と言って売って頂きました。

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確かにUPU(Union Pstale Universelle)って書いてあります。「Universelle」って何でしょう?辞書にもでてきません。どうやら仏語のようで「Union Pstale Universelle」を日本語に訳すと「万国郵便連合」組織の名称のようです。古いデザインのIRCも仏語なんですね。
IRC1

謎が解けてきました。郵便局のサイトをみると今でも「国際返信切手券」として説明があります。

「国際返信切手券」の料金が改正された時に一番目立って書いてあったのが「UPU」と言う事のようで「国際返信切手券」の事を局内で「UPU」となったようです。
全国の郵便局がそうかは分かりませんが、私の地元の局ではこうなっているようです。

2021年10月1日にデザインが新しくなっているようです。古いデザインは年内有効なようです。

民放AMラジオ局が2028年までにFM化されます。BCL->SWL->アマチュア無線とかやってきた世代にはとても残念におもえます。理由はいくつかあるのでしょうが一番はスポンサー離れでしょう。AM放送に広告を出す企業が激減しているようです。その背景には視聴率も低下しているのだとおもいます。
またアンテナ等の設備の維持にも相当な経費がかかります。AM放送は 526.5~1606.5kHzを使用し波長は200m~600mにもなります。1/4λでも相当な長さです。
その為総務省も各放送局の負担軽減の為FM局への移行を認めたようで、ほとんどの放送局がAMを停波しFMへ移行するようです。

北海道と秋田の局のみAM放送を維持するようです。私が住む北海道はエリアが広いため現在の放送を維持されるようですが、これも広告収入が減ると危ないかもしれません。

AMのラジオなどは自作も簡単で電子回路の学習には持ってこいなのですがこれも一つ時代の流れなのかもしれませんね。

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RBN (Reverse Beacon Network) ができてもう何年も経っていると思いますが、自動DXクラスターのようなもので大変便利なサイトです。パソコンでコールサイン等認識できるモード、CW、RTTY、PSK31、BPSKなどに対応しています。
百数十局のスキマー局が世界中にありパソコンに連動したSDR受信機で受信した信号を解析しRBNのサーバーにデータを送っているようです。
CQを出して空振りをしていてもRBNをのぞくと自分の信号がある程度飛んでる事が確認できます。信号強度はdBであらわされています。

Reverse Beacon Network

RBN

今年の6月にKENWOOD TS-590G を使いはじめました。今まで使って気が付いた点を今更ですがいくつかレビュー致します。
ts-590

自分のお気に入りポイント

筐体の大きさ
TS-120シリーズからTRIOのコンパクトHF機のサイズで場所も取らず大変良いです。当時から比べるとすさまじく機能アップしています。

受信の音
オーディオ機器も手掛けていたTRIOは昔から音には定評がありました。特に弱い局聞きやすく感じています。

受信性能
手持ちのHFリグがFT-818NDとFT-857DM他です。この2機種で7MHzあたりに出ると自宅もしくわ自宅周辺からのノイズにかき消され電波の強い局としかQSOできません。TS-590Gではノイズ自体が少し少なく弱い局もわりとクリアに受信できているような気がします。

AT(オートマティック・アンテナ・チューナー)
TS-570の方が高SWRでも合わせに行った気がします。(CP6で1.9MHzとかも無理やりマッチングしてくれました。)がわりとSWRが高くてもマッチングを取ってくれます。チューニングの速度も速くなった気がします。HiSWRの時は速攻で諦めます。

二つのアンテナ端子
手動のアンテナ切り替え器があれんば済む事なんですが、小型機でアンテナ端子を2つ搭載している機種はかなか無くて便利です。受信専用の端子も備えています。

DSPフィルター
ここもパワーアップしていて大変便利です。切り替えボタンもなく専用ダイヤルで直調整できるので、とてもスピーディーに対応できます。帯域も上限と下限が別のツマミになっているのも良いです。

RIT/XIT
XITもあると大助かりです。パイルを受けている局のUP指定もRITだけだと手数が多く面倒ですが、ワンタッチで操作できます。多くの機種では当たり前に搭載されていますが、いっときFT-857Dを使ってありがたみが良くわかりました。またクリアボタンも意外に便利です。

変調の音
自分で聞く事はなくなかなか評価できないのですが、なじみの局数局にSSBの音が大変良いよっと教えていただきました。

操作性
コンパクトボディーで筐体に余裕があるわけでは無いのですが、優先順位を決めて良く使う機能は手数が少なく操作できるように設計されていると感じます。またメニューからも細かい設定を行う事が出来ますし。USB接続でPCから操作する事も可能です。必要な機能しか操作していないのでどちらかというと余してるかもしれません。

バンド切り替え
バンド切り替えはUP・DOWNボタンの機種が多かったのですが、一発でバンド切り替えができるのは意外に便利でした。同じバンドのボタンを続けて押すとバンド内で周波数帯が変更できるので、これも良いです。また、同バンドのボタンを押すと3っほど周波数とモードを記憶しています。これも便利です。

電鍵/パドル端子
端子が二つあり電鍵とパドルの両方リグにつなぐ事ができます。

マイク端子
これはどうでも良い事なんですが、マイク端子が昔ながらの8Pのがっちりした金属性のねじ込み式です。最近はLAN端子のような物が多いようですが、無線機らしくてこちらの方が好みです。

あまり良くない点

発売からかなり経過
TS-590シリーズが2010年発売、今回購入したTS-590Gは2014年発売ですでに7年が経過した機種です。いつディスコンになってもおかしくありません。その割にあまり値引きされて売られていないようです。ICOMやYAESUは発売から経過した機種は結構値引きされて売られているようです。

スコープ不搭載
最近のHF機はほとんどスコープが搭載されています。一度使うとやめられなさそうですが、まだ使っていないので大丈夫かな。TS-590Gの大きな欠点はここ位でしょうか?
そういえばFT-818NDやFT-857Dって画面を切り替えるとスコープになります。あまり実用的ではありませんが。

CW解読機能
欧文のみです。信号が強いと結構正確にデコードしてくれます。画面が小さいので文字がすぐ流れていってしまいます。おまけみたいな機能です。RIT/XITがONの時にには移動した周波数の表示が出ません。



最後に  -- カタログの数値では表せない魅力 --
TS-520に憧れ、TS-130Vにて開局、再開局後も何台かのKENWOOD機を使いました。筐体の大きさまたボタン類の配置だったり体感的な受信性能だったり、どちらかとエントリー機種的な価格帯ですがカタログの性能だけでは表せないような魅力がこの機種にはあります。



メーカーに望む事
KENWOOD/TRIO は日本を代表する無線機メーカーです。アマチュア無線全盛期では世界的にYAESUとKENWOODが2大メーカーだったとおもいます。しかし今ではその座をICOMに奪われているように思えます。昨年はTS-480HXがディスコンになりました。小型機で唯一200Wの出力をもった機種ですがその後継機はないようです。発売から7年たってる機種を買うのはもの好きだなとおもっていました。YAESUからはFTDX-10が発売されおおむね好評化のようです。IC-7300も非常に多くの方が使われていて普通ならこちらを選ぶだろうと感じていました。しかしTwitterに上げたところこの機種のファンが沢山いらっしゃる事がわかりました。国内多くの家電メーカーが苦戦されています。Kenwoodも統合を重ね現在に至っているようです。

KENWOOD TS-590GS(サイト内別記事です)

JARLは「会員在籍表彰」を開始は2011年11月1日に、法改正にともなう法人格の変更で「社団法人」から「一般社団法人」へ移行しました。移行から10年の節目を迎えたのを機に「会員在籍表彰」を開始したんだそうです。
JARL10

会員在籍表彰 ここのサイトに概要が記されています。表彰状の受取はいたって簡単でJARL会員マイページ からログインすると該当の会員には「会員在籍表彰」のPDFダウンロードのボタンが現れます。そこをクリックすると表彰状のPDFがダウンロードされます。財政難のJARLとしては、申請も不必要で経費を抑えた形でJARLの会員表彰ができるので良く考えたなと感心致します。と同時に「なんだかな・・?」といった感情も湧いてきます。(笑

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10年で切らず、毎年会費納入の都度「通算○○年表彰」みたいなものダウンロードできるよう考えられても良いかとおもいます。

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